ブリューゲル一族

ブリューゲル一族は、16世紀から17世紀にかけて活躍した、ネーデルラント（現在のベルギーとオランダ）出身の画家の一族です。代表的な画家には、ピーテル・ブリューゲル（父）がいますがとても名前がややこしいので解説します。

ピーテル・ブリューゲル（父）

（1525年頃 - 1569年）

フランドルの画家であり、ルネサンス期の風景画家として知られています。風刺的な要素を含んだ農民の生活や風景を描いた作品が多いです。代表作には「農民の踊り」や「子供の遊び」、「農民の婚礼」などがあります。彼の作品は精密なディテールと風刺的な描写が特徴で、当時の社会や風俗をリアルに描き出しています。
農民たちの日常風景を描いたため「農民のブリューゲル」と言われています。

ピーテル・ブリューゲル（子）

（1564年または1565年 - 1638年）

ピーテル・ブリューゲル（父）の長男であり、フランドルの画家です。父の作品を模倣し、彼のスタイルを継承しつつも、風景画や農民の生活を描くだけでなく、宗教的な題材や静物画も手がけました。父と同じく風景や日常生活の描写に独自の感性を加え、人々や建物、風景を緻密に描き出すスタイルが特徴です。
地獄の絵を多く描き「地獄のブリューゲル」と呼ばれています

ヤン・ブリューゲル（父）

（1568年 - 1625年）

フランドルの画家で、ピーテル・ブリューゲル（父）の次男です。彼は「農民の画家」として知られており、父のスタイルを受け継ぎながらも、風景や農村の日常生活を描いた作品で有名です。
花の描写に優れ「花のブリューゲル」と呼ばれています

ヤン・ブリューゲル（子）

（1601 - 1678）

ヤン・ブリューゲル（父）の息子であり、画家としての道を歩みました。彼も父と同様に風景や日常の生活を
も、独自の視点や技術を持って活動しました。

まとめ

名前つけるのめんどくさかったのかな・・・