「キュビズム」ってなんなの

見たこと聞いたことあるけどよく知らないあれを解説します。

キュビズムは、20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョルジュ・ブラックによって創始された、現代美術の大きな動向です。この芸術運動は、多様な角度から見た物の形を一つの画面に収めるなど、様々な視覚的実験を推し進めました。
写実的な描写ではなく、モチーフを幾何学的に変化させて構成することで、絵画を抽象的な表現へと変化させました。
立方体のような単純な形に対象を還元し、複数の視点から対象を捉える手法を採用しました。
セザンヌの影響もあり、形態の解体や幾何学的なアプローチが特徴でした。
日本では「立体派」と訳され、現在でも一部の文献でこの訳が用いられていますが、正確に訳すならば「立方体派」とすべきであり、この呼び方は誤解を生む可能性があるため避けるべきとされています。
キュビズムは、芸術の歴史において重要な位置を占めており、その影響は広範囲に及んでいます。

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