人を魅了する花のアート5選
花は、人の生活に彩りや癒しを与えるだけでなく、薬や染料、食材などとしても利用されてきました。
もちろん芸術にも大きな影響を与えています。
そんな花のアートをご紹介します。
ひまわり
フィンセント・ファン・ゴッホ
絵画で花といえば真っ先に思い浮かぶ、ゴッホが描いた花瓶に活けられたひまわりのシリーズです。
黄色やオレンジの鮮やかな色彩と、強い筆触で、ひまわりの生命力と美しさを表現しています。
ゴーギャンとの共同生活の中で描かれたひまわりですが、彼と喧嘩別れした後、ゴッホは精神を病んでいきます。
睡蓮
クロード・モネ
自宅の庭にある池に咲く睡蓮を題材に描いた一連の絵画のことです。
モネは1895年から1926年に亡くなるまでの約30年間、睡蓮の作品を約250点も制作しました。
睡蓮の作品は、季節や時間、光の変化によって微妙に異なる色彩や表情を見せる水面と睡蓮の花を、大きなキャンバスに大胆に描き出したものです。
苺泥棒
ウィリアム・モリス
ウィリアム・モリスの作品の中でも特に人気が高く、現在でもカーテンやクッション、バッグなどの商品として販売されています。
モリスの描く植物や動物の図柄は、自然への愛情と美意識が感じられるもので、150年以上経った今でも多くの人々に愛されています。
アネモネ
ピエール・オーギュスト・ルノワール
少女絵が人気のルノワールが描いた花瓶に生けられたアネモネの静物画です。
背景の青が画面全体を引き締めつつ、花瓶に施されたコバルトブルー植物文様とともに、赤や薄紫に彩られた花の華やかさを引き立てています。
アネモネをルノワールは最後の日まで描き続けました。
カーネーション、リリー、リリー、ローズ
ジョン・シンガー・サージェント
夕暮れ時の庭にいる二人の少女の肖像画です。
夕暮れ時の光を正確に捉えるために、毎日数分間だけ絵を描き、その間に枯れた花は人工の花に植え替えられました。
提灯を手にした少女たちの姿が、花の咲き乱れる庭とともに幻想的な美しさとノスタルジーを感じさせます。
まとめ
とるくまは印象派の花が好き。